
85歳の父を連れて、無理なく楽しめる尾瀬旅行を1泊2日で計画した。
尾瀬へのアクセスは、沼田口・会津口・越後口の3つのゲートがあるが、今回は最も利用者の多い沼田口の登山口「鳩待峠」から入山することにした。そこで、前日に鳩待峠に宿泊する計画を立てた。
今回の宿泊先は、2025年にオープンした星野リゾート運営の「LUCY」!
まさか登山で星野リゾートに泊まれるなんて😆🎶
父が希望していた水芭蕉の見頃は5月下旬から6月上旬。4月に宿を探し始めたものの、
2人部屋も4人部屋もすでに満室だった。
そこで、2階建てになっているカプセルホテルのようなドミトリーを3部屋予約。
父には、
「夜中に目が覚めても、一階なら危なくないね!」
と話していた。
ところが、この言葉が後でまさかの伏線になるとは、この時は思ってもいなかった。
父が、
「せっかく1泊するんだから、どこか観光したいなぁ」
とつぶやいていたので、もちろんそのつもりで以下のような計画を立てた。
9:00 自宅出発
移動中の高速道路は強めの雨。
10:30 道の駅 川場田園プラザで早めの昼食
相変わらずの雨だったが、朝よりは少し弱くなってきた。
大人気の川場田園プラザは、観光庁長官表彰なども受賞している全国屈指の人気道の駅。
6月の平日で土砂降りだったためガラガラだったが、夏休みには大勢の人で賑わうのだろうと思わせるほど巨大な施設だった。

コンセプトは「家族で一日楽しめる道の駅」。
雨で肌寒かったこともあり、私たちは麺屋「川匠」でラーメンをいただいた🍜

天気が良ければ、自慢のオリジナルソフトクリームも食べてみたかったなぁ🍦
お腹を満たした後は、東洋のナイアガラと呼ばれる「吹割の滝」へ向かう。
12:30 吹割の滝到着
滝に最も近い駐車場へ到着。
駐車場から滝までは、父のペースでも3分ほどだった。
駐車場近くの交番前を通ると、警察官の方と目が合う。
すると、
「天候が悪いため、滝の近くには近寄らないでください」
という放送が盛んに流れていた。
観光客がいるのを心配して放送してくれているのだろう。
私たちは遠くから眺めるだけなので、ご安心ください……と心の中でつぶやく。
滝の近くまでは鉄の階段で整備されており、高さは3階建てほど。
階段下までなら行けそうだったので、父とゆっくり降りて大迫力の滝を楽しんだ。

階段を降りると滝が見えます。



👇こちらは帰りの階段を登っているところ。

滝の周囲には遊歩道が整備され、ハイキングコースのようになっていたが、入り口付近から十分に滝を楽しめたので無理せず引き返すことに。
観光客は私たちだけだった。(想定内w)
14:40 尾瀬第一駐車場到着
雨はすっかり上がっていた😁✌️
鳩待峠行きのバスは1時間ごとの運行。
ちょうど14:30発のバスが出たばかりだった。
3人なら乗合タクシーで行ってしまおうと思い、スタッフらしき方に声を掛けると、
「今戻ってきて、湿った落ち葉を洗い流したばっかりなんだよねぇ……」
あ、この方が運転手さんか。
タクシーというからセダンを想像していたが、実際はハイエースより大きな、小型バスのような車両だった。

ちょうど私たちの後に2人組が到着。
運転手さんがその方たちにも声を掛け、
「5人揃ったから出発しましょう!」
と、落ち葉を洗い流したばかりの車を出してくれた。
運転手さんは、クネクネした峠道を慣れた運転で進み、30分ほどで鳩待峠へ到着。
おぼつかない足取りの父を見て、
「濡れた道は滑るから、下りの方が危ないんだよ。かかとから着かずに、少しずり足で歩くといいですよ〜」
とアドバイスまでしてくれた。
鳩待峠で迎えてくれた星野リゾート「LUCY」は、私たちの期待を裏切らない、日本で一番おしゃれな山小屋だった。
外観を見ただけで、
「今日はここに泊まれるんだなぁ」
とワクワクする。
まずは周辺を散策。
すぐ近くにはカフェ&ショップの「はとまちベース」があり、おしゃれなアウトドア用品やお土産、飲み物、食べ物が並ぶ。
さらに、ここでしか買えないTHE NORTH FACEとLUCYのコラボ商品まで!
どれもセンスが良く、買いたくなる衝動を必死に抑える。
しかも、KEENの登山靴まで帰る。
日本国内でわずか2台しか稼働していない「世界最小のKEENストア」だそうだ。
ここ、本当に山なの?

そう思ってしまうほどハイセンスな空間だった。
夕食は、はとまちベースでいただく豚汁定食。


大きな具材や豆腐がゴロゴロ入っていて食べ応え抜群。
濃いめの味付けでご飯が進む。
しかも、ご飯はおかわり自由。
たくさん食べる人でも満足できそうだ。
夕食後は向かいのLUCYへ戻る。
部屋は本当にベッドだけ。
まるでカプセルホテルのような空間だ。


その頃には再び雨がシトシトと降り始めていた。
そこで父の予想外の一言。
「俺、2階がいいなぁ」
一階は足元側から潜り込む構造。
一方で二階は側面に入り口があり、腰掛けてから入れるため楽だったらしい。
「夜中に階段あるけど大丈夫?」
懐中電灯の場所や使い方も何度も確認した。
今回は3部屋確保。
2人が二階、1人が一階を使用。
二階同士のドミトリーは共通階段で行き来できるので、知り合い同士なら荷物置き場としても使える。

翌朝、戸倉からの始発シャトルバスが到着する前に出発できることが、鳩待峠宿泊最大のメリットだ。
LUCYの案内にも、
「山は夜明けからの数時間が最も美しい。大勢の登山客より一足先に最高の景色を楽しめます」
と書かれている。
そこで父には、
「明日は4時30分起き、5時出発だからね!」
と伝えておいた。
すると父は、
「もう少しゆっくりでいいんじゃない?」
と弱気な返事。
しかし21時には消灯。
みんなベッドでゴソゴソしていたが、寝るしかない(笑)
私は普段から睡眠導入剤を飲んでいる。
しかし翌日の登山が楽しみだったのか、なかなか寝付けない。
眠りも浅い。
目を閉じていても、うつらうつらするばかりだった。
どれくらい時間が経っただろう。
物音で目が覚める。
誰かトイレかな……。
すると暗闇の中で、
ガタガタガタ!!
ゴトンッ!!⚡️
大きな音が響いた。
隣の父のベッドを見る。
ロールカーテンが開いている。
しまった!!
お父さんが階段から落ちた😭
私のカーテンも開いている。
起こさないように気を遣ったんだろうけど、
起こしてよーー😭
一階で寝ていた姉も目を覚まし、父をトイレまで誘導。
懐中電灯の場所も使い方も教えたのに、全く使っていない……。
明日歩けなかったらどうしよう。
トイレから戻ってきた父。
すっかり目が覚めたらしく、
「よし、準備して出発するか〜!」
と言う。
まだ夜中の2時半‼️
暗くて歩けないわ‼️
寝て‼️
こうして、寝ていたのか起きていたのか分からないような睡眠を確保した私たち。
それでも翌朝5時15分、無事に尾瀬ハイクをスタートすることができたのでした🚶♀️🚶🚶♀️🏔️🎒
【2日目へ続く】


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